新潟島の世迷い言を世界へ

単なるチラ裏作品集

タイムトライアル III

ラストスパート直前、特別企画。今回は5~13手。例によって言い訳等省略。

 

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ここになにか書こうと思ったのだが、何を書くか迷っているうちに、眠くなってしまった。というわけでとっとと正解手順。

 

#01 33銀、同桂、31銀、同玉、11龍まで5手

#02 16龍、同と、15歩、同と、23馬まで5手

#03 12金、同玉、22金、13玉、33龍、同馬、12金打まで7手

#04 22飛、33玉、44銀成、同玉、42飛成、34玉、33馬まで7手

#05 38銀、同馬、49桂、同馬、27飛、同馬、48馬まで7手

#06 11飛、22玉、13角、23玉、14龍、同玉、35角成、23玉、13飛成まで9手

#07 14桂、同香、31角成、同玉、32銀、22玉、23銀成、同玉、24銀まで9手

#08 23飛、34玉、35金、同金、43飛成、同龍、23角成、同龍、44金まで9手

#09 22金、同玉、32金、12玉、24桂、同馬、22金、同玉、32龍、11玉、21龍まで11手

#10 11角成、同玉、33角、22桂、12歩、同玉、24桂、同歩、22角成、同玉、32飛成、11玉、23桂まで13手

 

 

90局目

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将世93年7月 詰将棋サロン

 

 

 

詰手順

▲4二歩成 △同 角 ▲4三角 △2二玉 ▲3三歩成 △同 桂 ▲1二金 △同 玉 ▲2一銀 △同 金 ▲2四桂 △同 歩 ▲3四角成 △2二玉 ▲2三馬 △3一玉 ▲4三桂不成 まで17手詰

 

デビュー作。あれから四半世紀。白髪も増えるというものだ。

原図は飛車の位置が61だったので余詰があった。普通はゴミ箱行きでそれっきりのはずだが、新人コンテストへの応募だったためか、選者の若島先生がわざわざ連絡をくださり、おかげで修正再投稿できた。

 

89局目

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パラ13年4月 小学校

 

 

 

詰手順

▲2三角 △2四玉 ▲3五角 △同 金 ▲1四角成 △同 玉 ▲1五金 まで7手詰

 

桂が1枚あれば3手詰。角だと2枚要るというのが詰将棋らしいところ。2手目13玉に22角という変化は意識的にそう作った。これで作品全体として引き締まったと思う。手順構成は例のパターンに過ぎないが会心作だ。

 

88局目

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パラ06年7月 高等学校

 

 

 

詰手順

▲3三銀 △同 玉 ▲2三角成 △4四玉 ▲4三銀成 △同 銀 ▲5三角成 △5五玉 ▲7五馬 △4四玉 ▲5五龍 △同 玉 ▲4五馬 まで13手詰

 

橋本樹氏の看寿賞作のような、結んで開いて的なものを作ってみたいというのが作図コンセプト。もちろんかの名作には及ぶべくもないが、序奏に自分なりの工夫をしていることで(あるいは緊張感の足りなさという点で)猿真似にはなっていないだろうという、甘~い自己分析。

 

87局目

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パラ13年8月 短期大学

 

 

 

詰手順

▲4三銀 △2二玉 ▲1三金 △同 桂 ▲3二銀成 △同 玉 ▲2一銀 △同 飛 ▲4三銀 △2二玉 ▲2三金 △同 玉 ▲3四銀不成 △1四玉 ▲2六桂 △同 飛 ▲2四金 △同 馬 ▲2三龍 △同 馬 ▲1五金 まで21手詰

 

自作中、最も検討に時間をかけた作。特に怖いのは初手から23でバラして馬に当てる63飛で、53香(歩では詰む)中合以下逃れているはずだが、柿木将棋IXを入手した今再検討してみても、確信は持てない。

代案やヴァリエーションも山のようにできた。その中でひとつだけ掲げてみる。

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手数は13手。上の手順が大ヒントなので正解は省略。暇な人は解いてみてください。

 

86局目

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09年5月 中学校

 

 

 

詰手順

▲3四飛 △同 香 ▲2四金 △同銀引 ▲2五銀  △同 銀 ▲2四金 △同 銀  ▲2三銀 △1三玉 ▲1二飛成 まで11手詰

 

似たような狙いを続けて作ることがけっこう多く、本図は12局目 13局目 あたりと同時期の作品。焦点を作って放り込みの筋だ。狭い玉だが紛れはそこそこあって、特に初手54飛がけっこう深い。44桂合が正解の受け。

 

85局目

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パラ10年12月 ヤン詰解付

 

 

 

詰手順

▲5九角  △2五玉 ▲3六龍  △2四玉 ▲1五角  △1四玉  ▲2四金  △1五玉  ▲2五金 まで9手詰

 

限定移動は苦手で、ちゃんとしたものを作れる気がしない。本図は紛れ調べの余禄として上部へ限定移動の妹作を得たので、これなら自分にしては上出来だと思い、姉妹同時投稿した。結果、並べて出題してもらえて大満足。下の図がその妹だ。

 

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▲4四角  △2七玉 ▲3六龍  △同 玉  ▲2六金  △3七玉  ▲4八金  △4六玉 ▲4七金 まで9手詰