私設フェステボ II
この企画もネタ切れで、好形作とはいえないものばかりになってきましたが、その分、同一作の心配は減ったかも。5手から9手。
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『暁将棋部屋』という同人誌が先月下旬に刊行されました。詰将棋おもちゃ箱で紹介されましたから、ここへ来るようなみなさんならご存知かもしれませんし、すでに購入された方もいらっしゃることでしょう。私も一冊購入したので、その詰将棋コーナーについて、軽く感想を記してみたいと思います。いわゆる小並感(←最近この言葉気に入っている)というやつです、ええ。
さて、詰将棋作家は加減というものを知らない(←偏見)ので、マニアックなものばかりずらずら並んでたりするんじゃないか、という心配をしていたのですが、初級向けのものもまずまず出題されていました。これなら指し将棋派も楽しめるのではないでしょうか。最初に解答付コーナーがあるのが、なんといってもいいですね。もちろん、私など一生解けそうもない厳つい顔の作品も並んでいます。マニアの方もご安心をというところ。
作品数はインタビュー記事中のものを含めると約50局。看寿賞作家の名前もごろごろあり、なかなか壮観。
柳原さんのインタビューは、さしずめ「盤上のパラダイス、その後」といった趣。私なんかはこれだけで誌代分の価値を感じてしまいます。
というわけで、私としてはお勧めの一冊です。
なお、私は昔、エディトリアルデザインというのをやってまして、その立場からするといろいろザワザワするものを感じはするのですが、そこはまあ触れません(笑)
#01 24銀成、42玉、13成銀、31玉、22成銀まで5手
#02 25桂、同飛、24馬、同飛、11龍まで5手
#03 26桂、13玉、12飛、同香、23角成、同玉、24銀打まで7手
#04 21銀、23玉、15桂、同馬、24飛、同馬、32馬まで7手
#05 21銀、同金、23金、同飛、24桂、同飛、13飛まで7手
#06 23角成、43玉、35桂、同飛、44角成、同玉、54金まで7手
#07 35桂、53玉、33飛成、同馬、54龍、42玉、51龍、同玉、52金まで9手
#08 31馬、同馬、43飛、52玉、32龍、同馬、53飛成、41玉、51龍まで9手
#09 14馬、同玉、13角成、25玉、14馬、同玉、34龍、同銀、24金まで9手
#10 45馬、21玉、22角成、同玉、33桂不成、32玉、23飛成、43玉、34馬まで9手
あ、そうだ。『暁将棋部屋』世迷い言作は最終手余詰あり。ひとつ温かい目で。