新潟島の世迷い言を世界へ

単なるチラ裏作品集

93局目

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パラ12年12月 短編コンクール

 

 

 

詰手順

▲4三銀不成 △同 金 ▲4四飛 △同 銀 2四金 △3五玉 ▲2五金まで 7手詰

 

納得のいく形で右上6×6に収まらなかったので、10年以上放置していた図。飛び賞争いできれば御の字だと思っていたら、意外と上位に来て驚いた。持ち駒だった銀を気が変わって54に置いてみたのが、けっこう効果的だったのかもしれない。

 

92局目

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パラ08年07月 高等学校

 

 

 

詰手順

▲6五銀 △4五玉 ▲4四金 △同 玉 ▲5四金 △4五玉 ▲2三角成 △4六玉 ▲2四馬 △4五玉 ▲4四金 △同 銀 ▲2三馬 △同 龍 ▲3六龍 △5五玉 ▲5六龍 まで17手詰

 

金の動きと角(馬)の動きを対位法的に絡める狙い。そのように見てもらえるかどうかは知らない。なお9手目24馬のところでは当然13馬も成立する。気にする人がいるかどうかは知らない。

 

91局目

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パラ11年10月 大学

 

 

 

詰手順

▲2四銀 △同 金 ▲1五龍 △同 金 ▲3五角 △2四桂 ▲同 角 △1四玉 ▲2五銀 △同 金 ▲1六龍 △1五飛 ▲2五龍 △同 飛 ▲1六香 △1五桂 ▲同 香 △同 飛 ▲1三角成 △同 玉 ▲2四銀 △2二玉 ▲3二歩成 △同 玉 ▲3三金 △3一玉 ▲4二金打 △2一玉 ▲3二金上 △同 角 ▲3三桂 △2二玉 ▲3四桂 まで33手詰

 

未発表のものを含めて自作中の最長手数。狙いは捨合稼ぎの離し打ちだが、そこに拘らず収束を切ってしまい、短編にまとめるほうが自分らしかったかもしれない。例えば下図だ。

 

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▲2四角 △1四玉 ▲1六龍 △1五金 ▲同 龍 △同 飛 ▲1三角成 △同 玉 ▲2四銀 △1四玉 ▲2三銀不成 △同 桂 ▲2四金 まで13手詰

でもまあ、一回大学に載ったというのは記念になる。よしとしよう。

 

タイムトライアル III

ラストスパート直前、特別企画。今回は5~13手。例によって言い訳等省略。

 

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ここになにか書こうと思ったのだが、何を書くか迷っているうちに、眠くなってしまった。というわけでとっとと正解手順。

 

#01 33銀、同桂、31銀、同玉、11龍まで5手

#02 16龍、同と、15歩、同と、23馬まで5手

#03 12金、同玉、22金、13玉、33龍、同馬、12金打まで7手

#04 22飛、33玉、44銀成、同玉、42飛成、34玉、33馬まで7手

#05 38銀、同馬、49桂、同馬、27飛、同馬、48馬まで7手

#06 11飛、22玉、13角、23玉、14龍、同玉、35角成、23玉、13飛成まで9手

#07 14桂、同香、31角成、同玉、32銀、22玉、23銀成、同玉、24銀まで9手

#08 23飛、34玉、35金、同金、43飛成、同龍、23角成、同龍、44金まで9手

#09 22金、同玉、32金、12玉、24桂、同馬、22金、同玉、32龍、11玉、21龍まで11手

#10 11角成、同玉、33角、22桂、12歩、同玉、24桂、同歩、22角成、同玉、32飛成、11玉、23桂まで13手

 

 

90局目

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将世93年7月 詰将棋サロン

 

 

 

詰手順

▲4二歩成 △同 角 ▲4三角 △2二玉 ▲3三歩成 △同 桂 ▲1二金 △同 玉 ▲2一銀 △同 金 ▲2四桂 △同 歩 ▲3四角成 △2二玉 ▲2三馬 △3一玉 ▲4三桂不成 まで17手詰

 

デビュー作。あれから四半世紀。白髪も増えるというものだ。

原図は飛車の位置が61だったので余詰があった。普通はゴミ箱行きでそれっきりのはずだが、新人コンテストへの応募だったためか、選者の若島先生がわざわざ連絡をくださり、おかげで修正再投稿できた。

 

89局目

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パラ13年4月 小学校

 

 

 

詰手順

▲2三角 △2四玉 ▲3五角 △同 金 ▲1四角成 △同 玉 ▲1五金 まで7手詰

 

桂が1枚あれば3手詰。角だと2枚要るというのが詰将棋らしいところ。2手目13玉に22角という変化は意識的にそう作った。これで作品全体として引き締まったと思う。手順構成は例のパターンに過ぎないが会心作だ。

 

88局目

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パラ06年7月 高等学校

 

 

 

詰手順

▲3三銀 △同 玉 ▲2三角成 △4四玉 ▲4三銀成 △同 銀 ▲5三角成 △5五玉 ▲7五馬 △4四玉 ▲5五龍 △同 玉 ▲4五馬 まで13手詰

 

橋本樹氏の看寿賞作のような、結んで開いて的なものを作ってみたいというのが作図コンセプト。もちろんかの名作には及ぶべくもないが、序奏に自分なりの工夫をしていることで(あるいは緊張感の足りなさという点で)猿真似にはなっていないだろうという、甘~い自己分析。